少し大きめの公園を散歩していると、ベンチの下に丸まって座っている猫がいた。
僕は猫好きなので遠くから警戒されないように近づき、首の下をなでたりお腹をなでたりしていた。
だが首を見てみると鈴がついており、おそらく飼い猫なのだろうということに気がついた。
しかしどれほど待っても飼い主が現れる様子もなく脱走した猫なのだと感じ始めた。
この位置から動かすと縄張りを変えたり、人間を恐れて遠く静かなところへ逃げかねないので、飼猫である可能性があるということに気づいてからはその場にそっとしておいた。
こっちを見つめている猫をよそに僕は公園の橋へと一歩を踏み出した。
この話は嘘です。

ぬるきん(藍奥レイ)

最新記事 by ぬるきん(藍奥レイ) (全て見る)
- New PogChamp emote here. Level4.僕もPogChampになりた~い - 2021年1月14日
- グーグルカレンダーの一週間の予定をDiscordのbotで送信してみた Google Apps Script(GAS) - 2021年1月11日
- 今いる場所の床が開いて無限に落ちていく妄想をする - 2021年1月10日