「学問ですゝめ」15分で作る即興小説(ショートショート)

お題は以下の3つです
檻の中
キャリーバッグ
経済学

以下本文
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目が覚めると俺は檻の中にいた。何も心当たりがない。昨日酔って人を殴ったことくらいしか記憶にないのだ。
なぜ?閉じ込められたのだろう刑務所のような雰囲気もない。四角いコンクリートでできた部屋の真ん中に檻があり、そこに俺は閉じ込められている。電球も一つしか無い。コンクリートのどこにも扉や窓はない。出口がないのである。

どうしようかと考えていると、檻の外にキャリーバッグがあることに気がついた。手が届くか無いかと思い手を伸ばした。檻の鉄の棒に肩がとんと触れた。

バタバタバタバタバタ

檻を構成していると思っていた棒は全てただ自立しているだけの鉄の棒だった。
檻から出られた俺は「よっしゃw」とつぶやいた。しかし、冷静になってみれば閉じ込められているという現状には何も変わりはない。落胆した。

しかし目の前のキャリーバッグを触れることに気がついた。
キャリーバッグに触れた俺は「よっしゃw」とつぶやいた。しかし、冷静になってみれば閉じ込められているという現状には何も変わりはない。落胆した。

だが、このキャリーバッグ。開くのだ。俺は意気揚々とキャリーバッグを開いた。

『カピバラでもわかる!経済学!』

いらね~。今一番要らね~。俺はカピバラじゃね~。カピバラより頭悪い自信がある~。つらいよ~。やることもね~。勉強するかぁ……。

彼は勉強を始めた。なぜだろうか。監視している我々もドン引きするほどの集中力を見せたのだ。一日で読了。彼は後にメディアに引っ張りだこの存在となる。
それはそうと我々はミスをした。

いや普通に遠隔で開くドアをつけて1日経過したら外へつなげる予定だったのだ。誰?責任者は。個々の設計の責任者誰?計画がさ?狂っちゃうのよ。こういうコトされたらさ。わかる?

「責任者です。」

君かね。今回このようなことをしたのは彼の潜在能力を引き出すためだ。実験をしたいわけでも娯楽として閉じ込めたわけでもない。なぜ扉がないんだ?設計図やクライアントである我々の意見を聞いていなかったのか?

「日本の技術者に依頼をして精密に閉じるコンクリートのゲートを取り付けてあります。境い目が見えないだけです。」ウィーン

開いた!出られる!けど、ケインズ経済学と他の理論とのつながりとかが気になる・・・。

いやごめんね。ほんとにすごい部屋なんだねあそこね。圧かけてごめんね。700万追加であげるよ。

「まじ?嬉しすぎ。いいクライアントだぁ……。」

彼は何してる?そろそろ帰った?

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帰らねーじゃねーか。人を殴るやつでもすげーやついっぱいいるんだな

「所長。ソレは偏見ですよ。」

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ぬるきん(あずま)

身売り顔出し担当偏差値6億.com
無職で自分を切り売りしているおじさん。 女装したりタンバリンを叩いたりしながら生きています。 ワインで頭を洗えば、僕のファンができた時にファンの皆様が飲シャンしやすいと思うのでずっとワインで頭を洗っています。

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