「みーちゃんのはんどぱわー」15分で作る即興小説(ショートショート)

みーちゃんは最高だ!壊れた機械はみーちゃんが叩けば直る。
どんなものでも直る。

くーちゃんと呼ばれている私はよく機械を壊してしまう。何もしていないのに。
ちょっと使ったり触れるだけで電源がつかなくなったり、正しい動作をしなくなる。

前にラジオを触ったときは異世界語のような怖い音声が流れてきたので、みーちゃんに「えいっ!」と叩いてもらった。すぐに元のラジオの挙動をするようになった。みーちゃんのおかげで生活できていると言っても過言ではない。

冷蔵庫もそうだ。保存していた食料が全部蒸し焼きになっていたことがある。すぐにみーちゃんに来てもらい「えいっ!」と叩いてもらった。元の冷蔵庫に戻った。しばらくして料理をしようと思って冷蔵庫を開けるとそこには冷えた蒸し野菜などが入っていた。直せるのは機械だけで、蒸された野菜や肉は戻らないんだった。レンジでチンして食べた。ジュ~シ~で美味しかったなぁ。

機械をぶち壊す私が、生活の都合で車を買った。みーちゃんはめちゃくちゃ不安がっていた。私も不安だった。けれど田舎で生きるためには車がいるんだよ。大変だなぁ。

教習所では7台の車を壊した。おそらく私が壊した。つぎつぎと教習所の車が減っていったので多分、私の乗った車なのだろう。けど壊すとこまで壊した気がする。もう壊さない。謎の自信が私にはあった。

早速みーちゃんの前でドヤ顔をしつつ発進した。

ボカン!!!!

車は爆発をした後、炎上した。

私は這いつくばりながらなんとか外に出たがもう景色が薄暗くなってきていた。
私はあまりにも高温の場所は苦手なんだ。熱を感じる。もうだめかも。

・・・動けなくなった。
みーちゃんが泣きながら向かってくる
もうだめだ、ごめんね・・・

「くーちゃん・・・なんで死んじゃうの!バカ!」
ポカポカ!

体が丁度いい温度になっていく。目の前が明るくなっていく。
私はまた活動を始めた。

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ぬるきん(あずま)

身売り顔出し担当偏差値6億.com
無職で自分を切り売りしているおじさん。 女装したりタンバリンを叩いたりしながら生きています。 ワインで頭を洗えば、僕のファンができた時にファンの皆様が飲シャンしやすいと思うのでずっとワインで頭を洗っています。

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